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2000/09/03    

海豚 # 9.

チン道中 (帰国編)

延々、イスラエルから日本への旅路

<1> タクシーがこない

さてはて、Mailの処理をしたり、Asahi.comを読んだり、風呂入ったりしているうちに、10時を過ぎてしまった。あと出発まで、4時間。ここで寝たら、絶対に起きれない。ので、このままテレビを見たりして過ごす事にする。そうすると、今朝起きてから、テルアビブに行って遊んで帰ってきて、そのまま、移動ということになる。はぁ。なんて長い一日になるんだろう。

で、2時。一応、例のドライバーに電話を入れてみる。そろそろだけど、もう、こっちに向かってる? いや、寝てる。オイオイ。いまから行くから待っていて。2時45分に、ロビーで待ち合わせよう。うーーーーーーん。やられたぁ。2時って言ってたジャン。こいつらの、言い訳処理ルーティンは極上である。寝ぼけていてよくぞ、そんなこと.....まあ、いい。My Friendすぐに来てくれよ。

で、チックアウトをすませて、ロビーで待っていると、他の待機中のドライバーが寄ってきて、空港まで?って聞いてくる。いや、すでにブッキングしているドライバーがいるから乗らないよ。っていうと、誰? って聞いてくる。つまりみんな同じ会社に属しているらしくお友達らしい。シェコって奴だよ。っていうと、シェコは今日は遅番じゃないよ。待っていてもこないから、ぼくの車に乗れよ。って言う。でも、さっき電話したんだから。時間までは待つよ。

でも、時間になってもシェコはこない....もう、待機中のドライバーは、トランク開けて、ほら、遅れちゃうぞって脅すし。仕方ないので、彼の携帯を借りてシェコに電話してみる。後五分で着くからという。その後、ドライバー同士でヘブライ語でなにやら喋っているのだが、どうも、また、俺の客を取った、取らないで喧嘩が始まった様子。しばらくして来たシェコは、降りるなり待機中のドライバーと言い合いを始める始末。シェコ、シェコ、それは、後でゆっくりやって。とにかく、行こうよ。空港。

<2> 脱出

で、空港になんとかたどり着けた。少しだけ多めに払ってやって、シェコとの再会を誓う。イスラエルへお出かけ際は、Takuの友達だけどって、シェコに電話すれば、いつでも、どこでも、来てくれると思うよ。

かつて、真冬のボストン空港に朝5時のフライトのために、朝4時ぐらいに居たことがある。マイナス15度とかの世界で、タバコを吸うために外へ出ると、本当にあぁ。このまま10分居れば、凍死できるんだなって実感できるような状況。このときの空港は、だれーーーーもいなくて、がらーーーんとしていて、ある意味正しい朝4時の姿だった。

が、空港に入ってびっくりした。異様な熱気で、人があふれ返っているのである。いやぁーーーーーー。まずい。とにかく列に並ばねば。と最後の人を見つけて並ぶ。が、遅々としてすすまない。そら1人30分だもの。横は入りしようとするイタリア人を叱り飛ばす、イスラエル人。Fuckを連発しているアメリカ人。尋問されていて顔を真っ赤にして、なにやら大声で言い返しているヨーロッパ人。もう、とても、朝3時のテンションではない。

このセキュリティチェックは、普通の空港ならカウンターでチェックインする前のに、預ける荷物をX線(?)かなんかでチェックするあの段階なのですよ。つまり、そこを突破しないと、チェックインできない。つまり、ボーディングカードをもっていない段階。だから、飛行機だって、待っちゃくれない。平気で飛んでちゃう。まずい。(-_-;)

隣になったそのやたらFuckを連発するアメリカ人と話をしていて、彼が、ドイツ人、イギリス人にはきついかも知れないけど、おれたちは、大丈夫さ。っていう。歴史的な背景を考えれば、そらそうだわね。でも、そんな事言ったら、日本人も、まさにこの空港で機関銃ぶっ放して奴がいるんじゃなかったけ? 少し不安になってきた。でも、ぼくは、なにも悪い事してないから、大丈夫。正面から突破してやろうじゃん。あんな若造どもに、(その尋問してる奴らって、20才前後のとても若いやつなのだよね。)負けるかぁ。

って、結構、ああ聞かれたら、こう答えたろ。ってシュミレーションしたりして。時間をつぶしていた。ら....別の係員がやって来て、パスポート見せろ。ほいほい。ビジネスか。そうや。荷物の中にプレゼントはないか。ない。じゃあ。お前は、あっちの機械の方へならべ.....

やったぁ。荷物全開の一人30分尋問は逃れたれたみたい。で、普通の空港と同じ様に機械で荷物チェックしてもらって、後は、拍子抜けするぐらい、極めてスムーズにいった。チックインが終わって、ボーディングカードをもらって、さあ、行こうと思ったら、顔を真っ赤にしていたヨーロッパ人、まだ、荷物を調べられていた。南無阿弥陀仏。彼は、飛行機に間に合ったのだろうか...

<3> 情報の整理の軸

で、無事にアムステルダムに到着、東京行きの便を確認しようと、10台以上ならんでいるモニターで自分の飛行機を探す。ここは、ヨーロッパのハブ空港、5分単位で5本ずつぐらいの飛行機が出発することになっている。でね。このモニター、時間単位で並んでいるのですよ。一見とっても普通のように見えるけど、出発時刻ってのは、概して変更されるものです。つまり、変更される情報を軸に、表が作られているわけ。

東京便は、14:40発と僕のチケットには書いてあるが、そこにはないのである。さぁーーーーーーて、探さねば。その10台のモニターを端から順番に探していくのであるが、そんなもん。見つかるかぁ。

あのなぁ。そら管制官は、時間の軸で並んでると便利かも知れんけど、ユーザにとっては、そんな不安定な軸でTable作られても不便なだけじゃ。あーーー。だんだんイライラしてきた。しかも、英語表記とオランダ語表記が、入れ替わりチラチラ表示される。がぁぁぁぁぁ。見つからん。いったいいつ、どこのGateから出発するんじゃぁ。

ここのSystem作った奴に説教してやろうか。いや、情報コンサルタントです。って言って、プレゼン作ってご説明に上がろうか。ほんま、アホが作ったSystemは、不便なだけじゃ。

出発Gateを軸にするか、それも変更されるなら、絶対に変更のない便名を軸に作るべきだ。もしくは、端末を置いておいて、自由に情報の軸を変えて、検索出来るようにしておかないとだめだ。人間の目で探せる範囲を超えてるんだから。

結局、おばちゃんのいるカウンターに行って聞いた。おばちゃんは、ちょいちょいと端末を操作して、即座に答えてくれた。あたりまえだけど。

<4> cnn.co.jp

めちゃめちゃ、小ネタなんだけど、イスラエルのTVで日本のCNNのWeb SiteのCMが入った。別に何の事はないCMだったのだけど、cnn.co.jpの読み方が可笑しかった。

シーエヌエヌ、ドット、こ、ドット、ジェーピィー

って、読んでいた。なんだかね。”こ”だけ、ひらがななのよ。シーオーじゃないのも、発見だったけど、”こ”ってカタカナよりも、とっても、ひらがなな(変な日本語!!)文字なんだなぁ。って、思ったの。

ただそれだけ。

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Imagine all the people living life in peace... By John Lennon
Last update: 2003/05/12